「手相」と聞いて思い浮かべるのは普通「手の線」のことだと思います。
実は、手相は「手の線」だけではありません。
日本においてはあまり注目されていませんが、とても重要な分野があります。
それも含めて「手相」とは何なのかをお話したいと思います。
ここでは、手相を「手相学」として呼ぶこととし、あくまで学問という位置付けてお話していきたいと思います。
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手相学 palmistry
- 日本名 手相学
- 英名 palmistry パーミストリー
手相学とは何を指す
なんと呼ぶのかというのは自由ですし、様々な表現があります。
ところが、私自身もそうでしたが、勉強し始めの時は様々な言葉の定義に混乱したものです。
そういう意味で、このサイトにまとめていくことが
手相を学ぶ人、手相学の発展に役立つように細かくまとめていきたいと思います。
ところで、あなたは「手相」と聞いて何を思い出しますか?
冒頭にも書いたように、ほとんどの人が「手の線」を思い浮かべるのではないでしょうか。
本来「手相」というのは、「線」だけでなく「型」含めて「手相」となります。
詳しいことはそれぞれのページで説明するとして、
ここではざっくり、手相のことを説明したいと思います。
手相に重要な2つの分野
これも別のページでご紹介しますが、まず大前提として
現代日本で「手相」と表現する時、多くの場合「西洋手相」の事を指します。
そのつもりで書いていきます。
「手相」という名称から、いわゆる手のひらの「線」を連想する場合が多いですが、
本来は「手型学 chirognomy」と「掌線学 chiromancy」があり、
この二つをあわせた総称が「手相学」または「手相」と呼ばれます。
もう少し話を進めると
手型学は、手の見た目、作り、爪などを分析する学問です。
掌線学は、あなたがご存知の、手の線の学問になります。
それぞれの、意味や詳しい説明は個別のページに譲ることとして
とにかく、手相というのは手の線を見るだけではないということを覚えてください。
広辞苑では
手相を手の線だけととらえていけないことにはもう一つの理由があります。
それは「相」という言葉の意味。
広辞苑を見ると
すがた。ありさま。外見。形状。とまずあります。
つまり、手の姿、ありさま、外見のことですから、
手の線だけを注目するのは本来の意味からずれてしまいます。
二番目に、
物にあらわれた吉凶。また、それを見ること。と書かれています。
つまり、手の姿から、吉凶を見ることですね。
やはり、手のすべてを見る必要があるということです。
ちなみに、手相を広辞苑で調べると
運勢が現れるという、手のひらの手筋・形状などの形相
と、書かれています。
やはり、形状もセットになっているわけです。
人生先輩方がコンピューターのない時代から調べた手相という学問。
それをしっかり学ぶためには、線だけでなく、形状を見る
手型もしっかりと学んでいくことが大切です。
これだけで、ずいぶん手相に詳しい人になったと思います。
なぜって、手相の話の中で「手型」の話をする人がいたら、
私なら「この人相当詳しいな」と感じるからです。
では、また別のお話でお会いしましょう。
未来の扉をひらく
スピリチュアルカウンセラー 手相家
雅也