雅也です。
私は車が大好きです。
仕事は人の相談に乗ることです。
この二つのことを客観的に見ていると、
不思議なことに気が付きました。
好きなことへは投資をする
私は車が大好きです。あなたにはなにか好きなことがありますか？
私は音楽も、ピアノを弾くのもギターを弾くのも、ドラムをたたくのも好きです。
なんでもいいので、今から話すことを自分の好きなことと置き換えて考えてみてください。
車好きな人と話すと必ず
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「やっぱりハイオク入れないとね」「オイルはカストロールで・・・」「しっかりメンテしないとエンジンが・・・」
「洗車は自分で毎週必ず手洗いです」などなど
すごく車に気を使い、お金をかけ、時間を投資しています。
それはそうですよね。すごく好きなことだから大事にしたい。
私もある年齢に達するまではそうでした。
ところが、ある人との出会いでそれは大きく変わることになりました。
どうして自分に投資しないのか？
私は当時お金がなかった。
そして、希望もなかった。絶望の淵にいたと言ってもいい。
しかし、好きな車にはお金をかけ、当時の彼女とは旅行もした。
その時、もう何のきっかけで出会ったのか、名前すら忘れてしまったおじさまに
「どうして自分に投資をしないのだ？」と聞かれた。
当時の私は
「していますよ。車には良いオイル入れていますし、ハイオクですし、メンテもしています」
するとおじさまは
「そうではない。そういうことをするにしても、金が要る。その金を稼ぐのは君だよ。
車のオイルやガソリンにお金をかける前に、どうして自分にお金をかけないのだ」
当時の私はさっぱり意味が分からずに
「それだけ、車が好きなんですよね」と答えた。
自分の心と体に入れたもので今の自分はできている
すると、そのおじさまが、
「君は、自分のために何もしていないのか。自分は節約して車に投資しているのだね」
私は
「そういうことになりますね」
おじさまは
「では、君が車だとしよう。そうすると、今の君は安いオイルと安いガソリンと洗われていない車ということになる。わかるかな？」
私「・・・」
おじさまは
「つまり、君は自分を大切にしていないんだよ。自分の外側にお金を使ってね。
車にとってオイルが大事なように、人間も成長するためには何を心と体に入れるかなんだよ。
それは、お金がなくてもなるべく良質な食べ物を取ることと、
よい考え方、よい言葉を、自分の心に入れることなんだよ。幸せにしている人はみんなそうしている」
私「じゃぁ、どうしろっていうわけです？」（昔は生意気だったなぁ～）
おじさま
「幸せな人に会いなさい。その人の言葉、立ち居振る舞い、考え方を学びなさい。
でも、君を見ているときっと君の周りは君と同じで、車にお金をかけている人ばかりだろう。
会社に不満を言って、家庭に不満を言って、娯楽に走っているのだろう」
私「そういう言い方はないんじゃないですか？誰か知らないけど」（えぇ、昔は生意気でした）
おじさま
「だったら、本を読みなさい。本を車のオイル、つまり自分のオイルだと思って良質な本を読みなさい。
車に回したお金をすべて、本に使って自分の心を磨きなさい。きっと幸せになれる。
今の君は気丈にふるまっているが、ものすごく不幸で逃げ出したいんだろう。
逃げ出すには、お金やパスポートが必要なんじゃない。知恵と良心が必要なんだよ。
本を読めば必ず抜け出せる。頑張りなさい」
と言って、おじさまはいなくなった。
ウソのような、本当に人生の一番つらい時にあった、もう覚えていないおじさまとの会話。
それから私は、人が変わったように本を読んだ。
自分に良質なオイルと、良質なガソリン。それから汚れた心も本で洗い流した。
しばらくかかったが、苦境を脱し、新たな一歩を踏み出して今に至る。
今も、常に本という良質のオイルを頻繁に交換し、ハイオクという本で情熱をもらい
洗車という本で、けがれた心を洗い流しています。
すべては自分の心から
変えられない環境はあります。
与えられた環境もあります。
願わずになった病気や、苦しい出来事もあります。
しかし、どのように感じ、どのように選択するのかは選べます。
自分の心がいい状態であれば、良い選択ができるでしょう。
前向きに考えることもできるでしょう。
そう、すべては自分から始まるのです。
そのために、自分の心に栄養を与えましょう。
体のために体にいい食べ物を探し、食べるのと同じように、
心のために心にいい言葉を探し、人を探し、本を読みましょう。
今目の前に見える世界は、あなたの心の窓から見ているのです。
私は日々鑑定をさせて頂いていて、
心のメンテナンスができている人とそうでない人の違いは恐ろしいほど感じています。
まずは自分の心を大切にしましょう。
方法がわからなければ、鑑定の時に必要なことをお伝えします。
今できることから。
まずは、自分を大切に。
雅也
