寄り添う心が人を救う

雅也です。

私は道具として「占い」を使うことから相談を受けるという仕事に入りました。

一時期は心理カウンセリングの勉強をして、修了証を頂いたこともあります。

様々なテクニックがある中で、何よりも重要だと思っているのは「寄り添う」ことです。

これは、相談する側も相談を受ける側にとっても大きなメリットがあります。

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占いに興味のある方や、占い師になりたい方、霊能者になりたい方、
それから、占いなどで今の人生をよくしていきたい方には参考になるのではないかと思います。

相手の声を聴くことから始まる

私は先ほども書いた通り、占いを使っているために一応お客様から見たら占い師。または霊能者です。
今風にいえば、スピリチュアルカウンセラーという言い方になります。

そのためか、「先生が必要だと思ったメッセージをお願いします」と言われることもありますし、
「何か当ててみてください」と言われることもあります。

しかし、私の鑑定を受けたことがあればお分かりの通り、
「今日聞きたいと思っている質問やお悩みはありますか?」と最初に尋ねます。

その時にも「え、占い師なのに?」と言われることがあります。
もちろん、わかっているときもありますが、必ず最初に質問を頂きます。

どうして質問を頂く形にしているのかという理由はいくつかあります。

1つ目 無駄な時間を使わないため。

お客様の人生を見て、その中から必要なことをお話するわけですが、
全部話している時間はもったいないですし、今は必要のない話をしてしまうかもしれません。

これでは、お金を払っていただいているのに何の実りのない鑑定になってしまいます。
そうならないように、最初に質問を頂いて、それを中心に話を進めていくことにしています。

2つ目 問題を認識することが解決の始まり

「何か質問はありますか?」と聞いても、「特にないので鑑定してください」という方もいます。

鑑定を進めていくうちに、徐々に問題や悩みが明るみに出てきます。
鑑定の最後で本当にききたかったことにたどり着きます。

これでは、先ほどと同じように時間の無駄です。
何より、自分に解決したい問題があったのに認識できていなかったことも
悩みを解決できない一つの要素なのです。

ご本人が「問題がここにある」と認識しなければ、こちらから提案をしても、行動移すことはほとんどありません。
私は解決策を提案するのが仕事なので、まずはご自分で問題を認識されてから鑑定した方が
より具体的な解決策を提案できると考えています。

3つ目 聞くことでその人の悩みに入っていくため

これはスピリチュアル関連で仕事をしたいと思う方にお役に立てると思います。

まず、私の場合は目の前に人がいるからと言って「下りてくる」とか「降ってくる」「わいてくる」という感覚はありません。

私の鑑定を受けられたらよくわかると思いますが、
ご質問を伺う時は、目を閉じていたり、下を向いていたり、サングラスをかけていたりと、
お客様と目を合わせることはほとんどありません。

それは、ご質問を伺っているときに、私もその悩みの状況の中にお邪魔している状態です。
映像として視ている時もあれば、空気感を感じている時、音を聞いている時、感情を共有している時など様々です。
お客様の心共鳴している状態、自分の心を無にしている状態です。

これをすることで、お客様の悩みに入り、状況把握することができます。
この状態を意識してするようになってから、お客様の状態がハッキリと見えるようになってきました。

一緒に歩いていく感覚

今までお話してきたことを大切にしています。
そのため、私は「あなた今までこういうことで苦しんだでしょう。当たっているでしょう」という占い師らしい?話は一切しません。

また、「こうしなさい」「こうしないと不幸になる」「だからダメなんだ」とも言いません。

なぜなら、私が考えてお客様を指導しているわけではないからです。

先ほどのように、お客様の悩みに入って、一緒に悩んでいる状態です。
唯一お客様との違いは、将来がどうなるのかということがいくつかわかっているということだけです。

そのため、「転職しない方がいい」とわかっても、
「転職は絶対ダメです」とは言いません。

同じ悩みの中にいるので、「転職しない方がいいのはわかっているけれど、つらいな」とか
「上司の態度に耐えられない。でも生活もあることもわかっている」などの
お客様の心の葛藤も同じように味わっています。

ですから、こちらから「転職はダメです」などという命令はできません。
辛い気持ちがよくわかるからです。

例えるならば、
どんなにIQの高い医師であっても、患者に寄り添う心がなければ意味がないということです。

私であれば、どんなにずばり当てられる能力があったとしても、
お客様に寄り添う心がなくなれば、意味がないと考えています。

寄り添うからこそ、悩みを前向きにとらえて進み始めることができます。

これは、私のような仕事はもちろんですが、
職場や家庭でも同じではないでしょうか。

どんな正論でも、上から叱るように命令してくる人と
部下や家族の気持ちを汲み取りながら道しるべを示してくれる人と
どちらについていきたいと思うでしょうか。

また、自分が病気をしたとしたら、
「薬飲みなさい」「早く寝なさい」「病院行きなさい」と言われることと

「薬用意してきたよ」「早めに休めるように早く帰るね」「病院一緒に行こうか」と言われることと
どちらがいいでしょうか。

私は専門家ではなくても、寄り添う心があれば人を救うことは可能だと考えています。

私がご相談いただく内容は、とても一回で解決できるようなご相談ではありません。
なぜなら「幸せになりたい」というご相談だからです。

それは、「結婚すればいい」とか「転職すればいい」では片付かないのです。

ある期間、お客様に寄り添わせて頂きながら、
少しずつ幸せの種をまいていただき、花を咲かせるまでお手伝いをしています。

この記事は、別に自慢しているわけではありません。
私の能力が未熟であるからこそ、悩みを伺わなければならないのかもしれません。

優秀な先生であれば、一目見てズバリ当てて、満足させられるのでしょう。

しかし、もし私がそれほどの能力を手に入れても、今のスタンスは変えるつもりはありません。

ともに悩み、そこから道を示し、ゴールにたどり着くまでお手伝いさせて頂きたいと考えているからです。

どうか、あなたの周りの大切な人にも寄り添ってあげられる心の余裕を持ってください。

必要であれば、鑑定でお待ちしています。

雅也 拝

作成者: 雅也

未来の扉をひらくライフカウンセラーの雅也です。 手相を始めとした占いと、霊視を軸としたスピリチュアルな能力を駆使して鑑定しています。鑑定というよりも、未来に向けたカウンセリング・コンサルティングです。 鑑定のほか、世界で最も詳しい手相講座やスピリチュアル講座等を開講し初心者からプロ向けまで開催しています。 また、加藤眞由儒先生のサイキックカウンセリング講座第1期生であり、現在は、加藤眞由儒先生勉強会を主催しています。

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