休むよりも、少しだけでも続ける

雅也です。

私は昔、1年間だけピアノを習っていたことがあります。
プロを目指していたけれど、習ったのは1年間だけでした。

その間に学んだことは今も大きく影響していて、
何かを成し遂げている人の共通点となっていることに気がつきました。

休まない

よく、芸術やスポーツの世界で食べている人に対して
「好きなことを仕事にできていいですね」という人がいます。

確かに、好きなことを仕事にすれば
「残業いやだな」とか「今日は仕事に行きたくないな」とか思わないと想像できるのでしょう。

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しかし、そうではありません。

あの、イチロー選手でさえ「つらい」というのです。
野球は好きなんだけれど、草野球とプロ野球は違うと。

どんな仕事であれ、どんな大好きなことであれ、
「ずっと楽しい」ということはあり得ないのです。

では、彼らは何が違うのか。
「休まない」ということです。

これは、「休むな」ということを言っているのではありません。
時には休むことは必要ですし、多くの人は休んだ方がいい。
しかし、ナンバーワンになりたい!何が何でも幸せになりたい!と思うなら休めません。

体は休んでも頭は動いている。頭は休んでも体は動いている状態がいいのです。

取り返せないことがひとつだけある

私が習っていたピアノの先生は、とってもロックな先生でした。

ピアノ教室のテキスト通りではなく、弾きたい曲を教えてくださる先生で、
私も楽しく続けていくことができました。

しかし、やっぱりつまらなくなることが出てきます。
いきたくなくなることもありました。

その時、先生が言ったこと。

「毎日1分、1秒でもピアノに触りなさい。1日に休めば取り戻すのに3日かかるの」

当時の私には全く理解できず、無言でいると先生がまた話し始めます。

「同じ日にピアノを始めた人が二人いる。
Aさんは毎日1週間練習した。Bさんは6日しか練習しなかった。この差は?」

私は「1日です」と答えました。

すると先生は

「そうだね。1日だね。じゃあ、これを取り戻すにはどうしたらいい?」

私は「そのAさんが練習した1日分を自分の練習時間に足して倍練習すればいい」と答えました。

先生は
「残念だけれど、そうじゃない。確かに時間という数字は追いつけるよね。
だけど、Aさんは明日練習したら8日連続練習になる。
Bさんは明日練習したら、7日目だけど、1日のブランクがある。
このたった1日の差は、永遠に取り返すことができない。
もちろん、練習量や自分の向き合い方で超えられることもあるけれど、
毎日続けるということでいえば、Bさんは絶対Aさん以上の日数にはならない。
Aさんが脱落するのを待つしかない。
プロの音楽家って、みんなが「もうやめたい」「もう休みたい」という限界の時にも
その楽器を触ったかどうかということだけだと思う。
素人でもうまい人はいっぱいいるし、プロでも未熟な人がいる。
でも、プロは自分を理由に休んだりはしない。
それは、大好きな音楽だけど拷問のような苦痛の時もある。
プロになりたいなら、とにかく毎日ピアノに触りなさい」

私は今もこうして鮮明にその時のことを覚えています。
そして素晴らしい影響を与えてくださったと思っています。

私が、鑑定していて未来を拓いていく人たちは、
苦しいときに「やめたい」「休みたい」とは言わず
「何か方法があるんじゃないか」と考え続けています。

これは仕事だけではなく、恋愛や家庭も同じです。

何度も言うように、休むことを悪と考えている訳ではありません。

しかし、一夜漬けの勉強よりも毎日5分の読書の方が効果がある。
1回の盛大なプロポーズよりも、毎日のありがとうの方が幸せになる。
一大プロジェクトよりも、毎日遅刻せずに出勤する方が信頼される。

人生すべて、小さなこと、サボってもわからないことの積み重ねなのです。

新年の誓いは続いていますか?

途切れたらまた最初からやってみましょう。
続けている内に、楽になりますよ。

応援しています。

雅也 拝

作成者: 雅也

未来の扉をひらくライフカウンセラーの雅也です。 手相を始めとした占いと、霊視を軸としたスピリチュアルな能力を駆使して鑑定しています。鑑定というよりも、未来に向けたカウンセリング・コンサルティングです。 鑑定のほか、世界で最も詳しい手相講座やスピリチュアル講座等を開講し初心者からプロ向けまで開催しています。 また、加藤眞由儒先生のサイキックカウンセリング講座第1期生であり、現在は、加藤眞由儒先生勉強会を主催しています。

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